所在地 | 大阪府堺市中区土塔町2143-1 |
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ジャンル | 歴史文化 |
テーマ | 堺らしい場所 |
エリア | 中区 |
土塔は、堺出身の奈良時代の僧、行基が建立したとされる四十九院のひとつ大野寺の仏塔。平安時代の「行基年譜」には神亀4年(727年)の起工とあり、鎌倉時代の「行基菩薩行状絵伝」にも、本堂・門とともに「十三重土塔」と記された塔が描かれている。
発掘調査によって土を盛り上げた一辺53.1m、高さ8.6m以上の十三重の塔で、各層には瓦が葺かれていたことがわかった。また、「行基年譜」と同じ「神亀四年」と記された軒丸瓦も出土。現在の姿は全体を盛土で保護し、十二層まで復元したもの。