５月２１日（月）20時～　テレビ東京「世界！ニッポン行きたい人応援団」堺編が放送されます！

前回放送の京都での天然砥石を探す旅に続き、今回は和包丁編。

イギリス在住・ポーランド人のジェゴシュさんが訪れた、田原包丁製作所さんをご紹介します。

田原包丁製作所　伝統工芸士の田原俊一さん　約110年続く刃つけ（研ぎ）職人の家系3代目で昭和41年より（1966年）より家業に従事。

今回の番組同様、研ぎを通した海外の方との交流について語って下さいました。

「10数年前、堺の刃物に興味を持ってくれたけど、周知はされていなかったんです。それが、特にここ3～4年前からみんな堺・sakaiを知ってくれている。こんな嬉しいことってないじゃないですか。」

「ニューヨークに行った、約10年前で自分の人生観が変わったんです。60歳を過ぎて、海外の方との交流が増えました。おかげさまで、海外からわざわざ自分にまた会いに来てくれる人がいるんです。家の中で仕事をする私のような職人にとっては考えられない事なんです」

英語やメールの仕方を勉強し、毎日メールで、世界の方とつながっている事をにこにこしながら、楽しそうに話してくださいました。

愛知県岡崎市でのカリフォルニア大学のサマーキャンプの講師を務められていた田原さん。

ご自身がアメリカに行った際、すっかり大人になった生徒さんと食事をし、再会を楽しまれたエピソードも伺いました。

「涙が出るほど、その時嬉しかったです。」と語る田原さん。本当に一つ一つの出会いを大切にされています。

　田原さんの仕事場。

たまたま知り合った、イギリス人の方が、日曜大工として使うカンナとのみを探されていたことがあってそうです。中古で自分が良いものを探してあげると伝え、イギリスに後日送ってあげたとか。

「色んな出会いを大切にした方がいいよ。」と、取材を終え優しく見送って下さいました。

人柄の素晴らしさ、技術のスゴサ、番組内でも味わっていただけると思います。

田原さん、ご協力ありがとうございました。

田原刃物製作所ＨＰhttp://tahara-knife.jp/